モンスターハンターライズ【Switchレビュー評価感想】

©カプコン
 
えく
今回のレビューはモンハンシリーズ最新作『モンスターハンターライズ』です。

Swtich版のモンスターハンターは、ダブルクロスに次いで2作目で、モンスターハンターシリーズ全体で見ると20作目となるようです。

大人気タイトルのため、本体とプロコンで『モンスターハンターライズスペシャルエディション』版という形で販売開始されましたが、転売ヤーの活躍により、定価で手に入れられる日は、まだ遠そうです。

ソフト単体についても、発売10日後の4月4日(日)の時点では、パッケージ版はAmazonやメルカリでは、1,500円~2,000円前後高い転売価格で売られています。

ダウンロード版は中古で売る事はできないデメリットはありますが、長く遊ぶ予定で待ちきれない人は迷わずダウンロード版を買った方が得策です。

良くも悪くも人を選ぶゲームです。気になっている方は、まず体験版をプレイしてみて欲しいですね。体験版はキャラクターエディットやオンラインプレイはできませんが、30クエストまで遊べるようになっていますので、どういうゲームかを知るには十分な内容になっています。

※ 記事作成日:2021年4月4日(日)

モンハンライズ概要

ジャンルアクション
プレイ人数
ローカル通信
インターネット通信
1人
1~4人
1~4人
メーカーカプコン
配信日2021年3月26日
DL版価格
パッケージ版
7,990円
8,789円
セール時最安値7.191円 (10%OFF ※Amazonダウンロード版)
DL版容量7.2GB
クリア時間16時間~40時間
やりこみ要素全クエストクリア、マカ錬金、家具集め、金冠銀冠集め、環境生物集め
プロコン○ 使える
体験版○ 有 (30クエストまで)
ストアURL
 https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000029014.html

容量とダウンロード時間

ストアで表記されている必要な容量は「7.2GB」です。
回線速度32Mbpsでの推定ダウンロード時間は「30分」です。

評価基準

「評価基準」は、全てのSwitchゲームレビュー記事に設置してある『定型文』です。
評価基準を確認する場合は「+」をタップして展開して下さい。

難易度

ゲーム内で難易度を選べる場合「一番易しいモードでプレイ」した時の難易度で評価しています。
クリアが無いゲームは全て【★★☆】評価する事を予めご了承下さい。

★★★ …【難しい】心が折れて投げ出す可能性がある
★★☆ …【普 通】頑張れば「半数以上の人はクリア」できそう
★☆☆ …【簡 単】「誰でもクリア」可能

コスパ

コスパは『価格÷時間』で計算します。
時間は平均的なクリア時間、クリアが無い場合は飽きるまでの時間などを考慮。

★★★ … 1時間あたり50円以下
★★☆ … 1時間あたり51円~100円
★☆☆ … 1時間あたり101円以上
パッケージゲームの価格5,000円~1万円のソフトを買った場合「何時間遊べたら元を取っただろう?」と考えた時に、「200時間以上遊んだら満足」と判断し「10,000円÷200時間=50円」としました。

グラフィック

「Nintendo Switch」はグラフィックに力を入れているハードでは無いので、評価基準は甘め設定となっております。
★★★ … 「Wii」と同等以上
★★☆ … 「Nintendo64」と同等
★☆☆ … 「FC/SFC」と同等

ロード時間

ゲームが起動するまでの時間で判断します。
※サンディスクの「1TB」MicroSDXCカードで計測しています。

★★★ …起動20秒以内、ゲーム中のロードは全く気にならない
★★☆ …起動40秒以内、ゲーム中のロードが少しある
★☆☆ …起動41秒以上、ゲーム中のロードが長く気になる

評価

Amazonユーザーレビューでは『★5つ中★4』100点満点換算で80点という評価となっており、ファミ通クロスレビューでは『10点,9点,9点,10点、合計38点』100点満点換算で95点という超高評価となっていました。

ライズの世界観は、モンハンシリーズでは珍しい和風というのもあって日本での評価は比較的高いものが多かったのですが、歴代のモンハンシリーズと比べると海外の評価は決して高くありません。低評価というわけではありませんが「和風という世界観」が足を引っ張ったのでしょうか?はっきりとした原因はわかっていません。

では、実際にプレイしてみて良かった点と不満点が何なのかをこの先で解説していきます。

難易度 ★★☆

本作はモンハンワールドと比べると難易度は上がっている感じはしますが、モンハン経験者の意見を聞くとライズは簡単に感じるようです。初心者は、装備を整えつつ、自らの腕もしっかり上げていかないとストーリー途中で挫折するかも?

コスパ(通常時) ★★☆

初心者の方は少なく見積もって、100時間は遊べる内容になっています。
経験者の方からは、ボリュームが少ないという不満点が挙がっています。

7,990円÷100時間=「80円」

コスパ(セール時) ★★☆

作業ゲーが好きな人は、300時間以上?いや500時間以上遊ぶ猛者もいるとか。

7,191円÷100時間=「72円」

グラフィック ★★★

ダブルクロスと比べると、断然キレイです。
しかし、直近でPCやPS4でモンハンワールドをプレイしていた人から見ると画質の粗さが目立つそうです。

「Wii」レベル以上

ロード時間 ★★★

グラフィックや容量から見ても、ロード時間はかなり快適です。

起動時間「40秒」

クエストセッション開始ロード時間「4秒」

クエスト開始時のロード時間「15~20秒」

クエストクリア後、里に戻るまでのロード時間「12~17秒」

どんなゲーム?


物語の舞台は「カムラの里」たたら製鉄が盛んな、山紫水明(さんしすいめい)の里。武器や防具の加工屋をはじめ、ハンターにとってはなくてはならない施設が充実しており、その他にも、個性豊かな住人たちがハンターを支えてくれる。


巨大なモンスターとのバトル

✅ ジャンルは「ハンティングアクション」で、狩りゲーとも呼ばれている

✅ 1~4人までソロでもローカルでもオンラインでも楽しめる

✅ オトモとして犬の『オトモガルク』と猫の『オトモアイルー』の1匹ずつ雇う事ができる

✅ ガルクは、背中に乗ってフィールドを快適に移動してくれたり、共闘してくれる

✅ アイルーは直接的な共闘よりは、様々なサポートを行なってくれる

✅ 巨大なモンスターを討伐できた時の「喜び、満足感、達成感」を味わえる

✅ クエストを達成しながらハンターランクを上げていく

✅ ハンターランクを上げる事で、受注できるクエストが増えていく

✅ モンスターを討伐して得た素材を使って武器や防具を強化できる

✅ 素材にはレアな物も存在し、何度も周回しないと中々手に入らない
初心者やソロでじっくりストーリーを楽しみたい人は『里クエスト』優先で進めよう。「セレクト達成度」を満たせば『緊急クエスト』が発生し、ストーリーが進む仕組みになっています。

強い装備を早く作りたい人は『集会所クエスト』を優先でオッケーですが、難易度は里クエストより高いです。『里クエスト』と『集会所クエスト』を並行して進めると効率が悪くなるので、どちらかを集中して進める事をオススメいたします。

「フリーサイドクエスト」は、条件を満たすと達成になり、他のクエストと並行して受けられるため、常に最大数まで受けておいた方が良いです。

新モンスター

新モンスターの一部を紹介します。


オサノイズチ


アケノシルム


ヨツミワドウ


ビシュテンゴ


マガイマガド

翔蟲(かけりむし)


翔蟲はモンスターハンターライズで実装された新要素の1つで、ワイヤーを使った新しいアクションです。崖を登ったり、空中静止、モンスターの頭上へ移動し、弱点の頭部を攻撃できたりと爽快感のあるアクションを楽しむことができるようになりました。


翔蟲ゲージは、画面下に2つあり使っても一定時間で回復します。また、フィールドにある「野生の翔蟲」を拾うとゲージが3つになりますが、一定時間経つと「野生の翔蟲」は逃げてしまいます。

翔蟲受け身(かけりむしうけみ)

操作方法は「敵の攻撃で吹き飛ばされた時」や「敵から拘束された後に投げ飛ばされた時」に「ZL+B」です。
敵の追撃や即死コンボからの脱出に必須と言っても過言ではありません。

鉄蟲糸技(てっちゅうしぎ)

鉄蟲糸技とは、翔蟲を使った技で武器ごとに専用技が設定されています。

操竜(そうりゅう)

2つ目の新要素は、モンスターに乗り込んで操る事ができる『操竜』というもので、モンハンワールドでは『乗り』という名称でした。マルチよりもソロで使う場面が多く、大抵の場合、モンスター同士が戦っている時に弱いモンスターが操竜待機状態になります。

武器14種

皆さんは、どの武器が好みでしょうか?個人的には「狩猟笛」が強いと思いました。自分にあった武器を見つけるのも醍醐味の1つですから、色々と試してみましょう。
大剣…巨大な刀身を有する大剣の斬撃は、いずれも高い威力と広い攻撃範囲を誇り、いざとなればガードも可能だ。溜める時間で威力が高まる溜め斬りの最大火力はまさに圧巻。

太刀…鋭い斬れ味が魅力の武器。獲物を斬りつけるほどに溜まる練気ゲージを使えば、高威力の気刃斬りが繰り出せる。襲い来る攻撃を見切り、反撃するテクニカルな動きも可能。

片手剣…片手剣は隙が小さく、連続での攻撃に適している。さらに、多くの攻撃からすばやく回避行動に移れるうえ、盾はガードだけでなく打撃にも使えるなど手数の多さが魅力だ。

双剣…圧倒的な手数と、怒濤の連続攻撃が可能な武器。さらに鬼人化をおこなうことで、スタミナを引き替えにして立ち回る速度がさらに上昇し、舞うような連撃を放つ。
 
ランス…堅牢な盾により、強力な攻撃でも体勢が崩れにくく、さらにガードしたまま攻撃や移動ができるなど高度な防御性能を有する武器。カウンター攻撃や鋭い連続攻撃も魅力だ。

ガンランス…ガンランスは、堅牢なランスに砲撃性能を付加した攻撃的な武器だ。様々な砲撃系のアクションで獲物を威圧しつつ、高火力を誇る大技の発動タイミングを狙っていこう。

ハンマー…重量に任せた破壊力と、それに似合わぬ機動力を合わせ持つ打撃武器。さらに頭部に当たれば気絶に持ち込むこともできる。溜め攻撃の威力も高く、多彩な攻撃が可能。

狩猟笛…奏でることで自分や仲間を強化することができる打撃武器。攻撃とともに同じ色の音符を溜め堅実な強化を図るもよし、三色の音符を揃え、演奏で一気に全ての強化を得るもよし。

スラッシュアックス…機動力に優れながらも重い一撃を放てる斧モードと、攻撃速度の速い剣モードを使い分けて立ち回る武器。剣の攻撃で覚醒させたビンの効果は斧状態でも発揮される。

チャージアックス…剣と斧の2つの形態を持つ武器。身軽な立ち回りが可能な剣モードでエネルギーを蓄積し、剣と盾を合体させた斧モードでエネルギーを解放して、強力な攻撃を繰り出す。

操虫棍…猟虫と呼ばれる虫を操り、獲物からエキスを吸い取ってみずからを強化できる武器。空へ跳躍し、獲物を蹴り、地に降りることなく攻める縦横無尽の攻撃が繰り出せる。

ライトボーガン…遠距離から攻撃することが可能な射撃武器。様々な弾丸を使い、速射による連続攻撃から状態異常弾によるサポートまで、幅広い状況に対応することができる。

ヘビィボーガン…高火力を備えた射撃武器。重量がある分、高い攻撃力を誇る。また、機関竜弾、狙撃竜弾と呼ばれる特殊弾も装填可能で、状況に応じて使い分けることができる。

…様々な射撃が可能な武器。高い機動力に加え、仲間を援護する曲射や威力の高い剛射など幅広い活躍ができる。また、様々なビンを装填し、多彩な状態異常を狙うことができる。
ゲームを進行していくと、「通常攻撃や鉄蟲糸技の一部を別の技に入れ替える」ことが可能になる。
この「入れ替え技」は各武器で「3つ」存在し、活用することでアクションがさらに多彩に。
アクションの幅がさらに広がる新要素だ。

防具と装備スキル

防具は5つのパーツで構成され、それぞれに防御力や属性ごとの耐性、狩りに役立つ装備スキルが設定されています。
装備スキルは、ゲームを進行させていくことで入手できる「護石」でも追加可能となっています。
狩りの目的や自分に合ったプレイスタイルに合わせて選択してみましょう。
装備スキルとは、ハンターに様々な特殊効果を与えてくれる能力の事で、防具の各パーツや護石ごとに設定されています。
パーツや護石を装備するだけで、設定されているスキルが発動します。
同じスキルを持つ防具や護石を組み合わせる事でスキルLvが上がり、効果が高まります。(スキルによってLv上限が設定されています。)
同シリーズの防具を3箇所以上装備することで、ハンター全ての耐性値が上昇するセットボーナスを得る事ができます。

総評・あとがき

どんなに良いゲームでもロード時間が長ければテンポが悪くなり評価されにくい傾向がある中「ライズ」では「モンハンワールド」で不評だったクエスト開始時のロード時間を大幅に短縮する事に成功し、快適に遊ぶことができるようになりました。

また、画面のカクツキについてですが、携帯モードでは若干のカクツキは見られるものの、TVモードでは気になるカクツキは見られませんでしたので、この辺についても妥協せずに作り込んでいる事がわかります。

その他、紹介しきれていませんが『百竜夜行』という大量のモンスターが攻めてくるタワーディフェンスのようなクエストがあるのですが、この要素が賛否を産んでいるようです。武器でモンスターを攻撃するよりも「大砲」や「バリスタ」「竹爆弾」などの狩猟設備を使用してモンスターを攻撃した方が討伐効率が良いため、今まで培った武器でモンスターを狩るという手法が全く役に立たず、タワーディフェンス系をやった事なかったり苦手な人たちからは不満な声が挙がっているようです。

最後に、僕が感じた不満点は、翔蟲アクションが増えた為か、結構高い崖に上らなければならない場面が多く、最初のうちは「操作を覚える為に必要なんだな」とは思っていましたが、やっていくうちに段々と面倒に感じるようになりましたね。また、マップが広いためモンスターが逃げると探すのが大変で、もう少し逃げる確率を低くして欲しかったというところです。

以上となります。最後までお読みいただきありがとうございました。よろしければ、『げーむれぽ』トップページへのお気に入り登録をしていただき、ゲーム購入前の判断材料の1つとして当サイトを訪れていただけると嬉しいです。

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