勇者ヤマダくんタイトル

勇者ヤマダくん【Switchレビュー評価感想】

  • 2020年4月6日
  • 2020年12月18日
  • Switch
勇者ヤマダくんタイトル
©DMM GAMES ©Onion Games, K.K. All Rights Reserved.

勇者ヤマダくん概要

ジャンルロールプレイング
プレイ人数1人
メーカーオニオンゲームス
配信日2019年6月27日
DL版価格1,980円
セール時価格1,188円 (40%OFF)
DL版容量1.0GB
クリア時間15時間~30時間
やりこみ要素アイテムコンプ、金トロフィー
プロコン○ 使える
体験版○ あり
ストアURL
https://ec.nintendo.com/JP/ja/titles/70010000017825

容量について

ストアで表記されている必要な容量『1GB』で本体で確認できる容量と一致しています。
グラフィックの割に大きめです。
回線速度32Mbpsでの推定ダウンロード時間は『4分10秒』です。

評価基準

「評価基準」は、全てのSwitchゲームレビュー記事に設置してある『定型文』です。
評価基準を確認する場合は「+」をタップして展開して下さい。

難易度

ゲーム内で難易度を選べる場合「一番易しいモードでプレイ」した時の難易度で評価しています。
クリアが無いゲームは全て【★★☆】評価する事を予めご了承下さい。

★★★ …【難しい】心が折れて投げ出す可能性がある
★★☆ …【普 通】頑張れば「半数以上の人はクリア」できそう
★☆☆ …【簡 単】「誰でもクリア」可能

コスパ

コスパは『価格÷時間』で計算します。
時間は平均的なクリア時間、クリアが無い場合は飽きるまでの時間などを考慮。

★★★ … 1時間あたり50円以下
★★☆ … 1時間あたり51円~100円
★☆☆ … 1時間あたり101円以上
パッケージゲームの価格5,000円~1万円のソフトを買った場合「何時間遊べたら元を取っただろう?」と考えた時に、「200時間以上遊んだら満足」と判断し「10,000円÷200時間=50円」としました。

グラフィック

「Nintendo Switch」はグラフィックに力を入れているハードでは無いので、評価基準は甘め設定となっております。
★★★ … 「Wii」と同等以上
★★☆ … 「Nintendo64」と同等
★☆☆ … 「FC/SFC」と同等

ロード時間

ゲームが起動するまでの時間で判断します。
※サンディスクの「1TB」MicroSDXCカードで計測しています。

★★★ …起動20秒以内、ゲーム中のロードは全く気にならない
★★☆ …起動40秒以内、ゲーム中のロードが少しある
★☆☆ …起動41秒以上、ゲーム中のロードが長く気になる

評価

「勇者ヤマダくん」は元々、スマホ版で基本無料アイテム課金制でリリースされていましたが、現在ではサービス終了した為、遊ぶことはできません。その後、2019年6月27日にSwitch版が配信され、2020年4月2日に大型アップデートを行い『勇者ヤマダくん2~幻の花嫁~』が追加され、完全版となりました。買い切りソフトの為、ゲーム内課金はありません。

✅ 完全版となった事でボリュームは申し分ない。

✅ゲーム自体は、設定も独特で面白い。

✅ 音楽は、聞いたことあるような、無いような不思議な感じ。

✅ 効果音なのに、何となくボイスっぽい演出が良い。

難易度 ★★☆

大型アップデートで無料で追加された「勇者ヤマダくん2」の方が難しい

コスパ(通常時) ★★★

セール時で無くてもコスパは良いですが、比較的セールを見かけるので待ちましょう。

1,980円÷30時間=「66円」

コスパ(セール時) ★★★

1,188円÷30時間=「40円」

グラフィック ★☆☆

「スーパーファミコン」と同等レベル

ロード時間 ★★☆

起動時間「30秒」

タイトル〜部屋「3秒」

部屋〜ダンジョン入口「0秒」

ダンジョン入口〜ゲーム開始「8秒」

どんなゲーム?

「サラリーマン(プログラマー)のヤマダくん(36歳)」が主人公です。自宅の一室で作ったゲームの世界で勇者になり、仮想世界のダンジョンを冒険します。「武器」「防具」「アイテム」を駆使してダンジョンを一筆書きでゴールを目指すゲームです。一筆書き出来なかった場合は、ゴールまでに残ってしまったマス数分だけペナルティを受け、HP(体力)を減らされてしまいます。HPが残っていれば次の階に進むことが出来ます。ダンジョンには「敵」「ゴールド」「アイテム」「罠」が点在し、敵を倒せば経験値を得て、一定の経験値が貯まればレベルアップしますが、ローグライクという事もあり、一度ダンジョンを出れば『勇者ヤマダくん』の戦闘レベルは1に戻ります。戦闘レベルの他にアパートの自室には『開発レベル』というものがあり、開発レベルは、物語の進行やダンジョンクリアに応じて徐々に上がっていきます。開発レベルが上がると、アイテムやダンジョンが少しずつ開放されていきます。

一筆書きのポイント。一筆書きを始める前に、頭の中でルートを思い描き、ルートが決定してから十字キーで一筆書きを始めると時間に追われずに済みます。十字キーでルートを動かした直後からタイマーが作動し、タイマーが0になると、HPが徐々に減っていきます。

武器や防具には『レア度」があり「★1」~「★4」に分類されます。「★1」でも進化により「★4」になる物も存在します。進化には素材が必要で、ダンジョンで集める事ができます。武器や防具にはセット装備というものもあり、同じカテゴリの武器や防具を装備する事でセット効果が得られます。セット効果は『鎧+盾』で発動するものと『武器+鎧+盾』で発動するものがあります。

装備した瞬間にセット装備だった場合、画像のような画面に切り替わり、セット効果がわかるようになっています。戦闘レベルは毎回1に戻っても、武器、防具、セット効果などで徐々に強くなっていく事もあり、新たにダンジョンが解放されても、装備を頑張って揃えれば、そんなに難しくはありません。

20時間以上プレイしてみた

筆者は『勇者ヤマダくん』を20時間以上プレイしました。『勇者ヤマダくん2』は、まだ最初のダンジョンに1度だけ入り、ゴールしたもののダンジョン内にゴミが残っていて「ダンジョン攻略失敗」でした。『勇者ヤマダくん2』のダンジョンでは、クリア条件が追加され、HPを残してゴールしてもクリアとはならないようです。『勇者ヤマダくん2』では『勇者ヤマダくん』で揃えた装備、アイテム、開発レベルは引き継いだまま遊べます。厳密にいうと、1と2の切り替えは特になく、1のダンジョンも2のダンジョンもヤマダくんの自室から選択できます。

ストーリーダンジョン後半は『金』のトロフィーで埋まっていますが、ストーリー前半は「銅トロフィー」や「銀トロフィー」が混在しています。20時間ではそこまでやり込めませんでした。

『勇者ヤマダくん』のストーリーはクリア済みで『勇者ヤマダくん2』のリリース待ちでした。

『勇者ヤマダくん2』のタイトル画面は『勇者ヤマダくん』をクリアしたから出たのか、最初から出るのかは謎のまま。

『勇者ヤマダくん2』の舞台は山手線『渋谷駅』が一番上にあったので挑戦してみたら、初見は失敗に終わりました。『勇者ヤマダくん』の時は徐々に解放されましたが『勇者ヤマダくん2』では、山手線であれば最初からどこでも行けるようです。山手線を全部クリアしたらエンディングを迎えられるのでしょうか。

残念だったところ

✅ 個人的観点での評価なので、人によっては楽しいと思う部分でもあります事をご了承下さい。後半になるにつれ、ダンジョンに出てくる敵の種類や性質によって、セット装備を変える必要がある。という部分が残念に思いました。個人的にはどこでもオールマイティに使える最強セット装備が欲しかったところです。また、後述で少し詳しく書きますがアイテム再使用までのターン制が面倒に感じました。

✅ 前項に少し関連しますがアイテムの種類が思ったより多く、アイテム欄が分類されていても、後半になるにつれ見つけにくいほど種類が貯まってきます。ダンジョン攻略にはセット装備を何種類か用意しなければならず、★4の中でもいくつかの強セット装備を揃えるためには、たくさんの素材を取っておかなければならないのです。

✅ ダンジョンで使える消耗品のアイテムについてですが、このアイテムも武器や防具と同じく★1~★4でレア度が変わってきます。店売りしていない★4の消耗アイテムが勿体なくて使えないです。2つ目が手に入れば使用感をチェックできますが、レア度4は、なかなか手に入らないので、ダンジョン攻略に使わないで済むなら使いたくないという結論になってしまいます。消耗品は、物によって使えるようになるまでのターン数が設定されており、使用しても1度では無くならず、数回使用すると壊れる仕様です。アイテムを使用した後、次に使えるまでのターン数が出れば壊れなかったという事ですが、消耗アイテムを使う毎にターン数が伸びていきます。そういう仕様から、難易度が高く体力回復アイテムが必要なダンジョンでは、2つくらい回復アイテムを持っていかないと回復が追い付かない場合があるかもしれません。以上の理由から、せめて回復アイテムは、使用時点で無くなるけど、ターン制限無しで使えるようにして欲しかったところです。

公式PV